1日目 伊勢(内宮)→田丸
地図:1日目〜8日目までの行程は
熊野古道伊勢路イラストマップがとても参考になります。詳しい地図ですので、プリントアウトして持ち歩いてください。
東京や大阪を朝に出発すると、伊勢に到着するのはおおよそ昼前になります。ですから、内宮参拝から始める歩き旅は、11時ごろに出発すると考えると良いでしょう。また、1日目はあまり張り切り過ぎないように、できるだけしっかり休憩をとりながら歩いてください。
東京出発の場合
東京→新幹線→名古屋→近鉄特急→宇治山田→バス→内宮前
大阪出発の場合
難波・鶴橋→近鉄特急→宇治山田→バス→内宮前
なお、前日に伊勢に入って、古市の麻吉旅館や外宮鳥居前の山田館に宿泊すれば、なお気分が良いとおもいます。
11:00 内宮
内宮は旅の出発点です。出発にあたっては、次のことをしてはどうでしょうか。
1 正宮に参拝
2 荒祭宮に参拝、旅の安全祈願
3 朱印帳と最初の御朱印の拝受(1300円)
4 御紋菓の拝受(大300円、小200円)
内宮→猿田彦神社
おはらい町では、いろんな食事どころがあります。ここで昼食。
13:30 猿田彦神社
猿田彦神は「みちひらき」の神様です。ここで道中の安全と満願の祈願をしましょう。また、ここでは、「みちひらき守」を拝受し、リュックサックなど見えるところにつければ、よいでしょう。
☆朱印がいただけます。(300円)
間の山(古市)
猿田彦神社の横の坂道を登っていくと、古市の集落に入ります。江戸時代の一大歓楽街で、歌舞伎『伊勢音頭恋寝刃』の舞台でもあります。ただ、現在ではその当時の面影はほとんどありません。ただ、街道筋にはかつての繁栄を教えてくれる伊勢古市参宮街道資料館があり、様々な資料を見ることが出来ます。
また、集落内では、麻吉旅館が営業を続けています。この旅館は江戸時代の建物で、国の登録文化財にもなっており、宿泊はインターネットでも予約できます(楽天トラベルの麻吉旅館のページ)。
15:30 外宮
外宮鳥居前には、茶店(赤福)が新しく出来て休憩が出来ます。休憩をしっかりとりながら歩いていくとよいでしょう。その後、外宮に参拝。これで、伊勢を旅立つ準備が整いました。
☆朱印がいただけます。(300円)
外宮→田丸
11月から1月ごろは、夕方5時には真っ暗になります。真っ暗な中での歩き旅は精神的にも疲労が募りますので、出来るだけ早く到着するように工夫してください。
17:45 田丸
田丸の城下町に入り、しばらく行くと、T字路の左手前に道標があります。『左 よしのくまのみち』と書いてあります。ここをまっすぐ行くと奈良、大阪、道標にしたがって左へ曲がると熊野です。ここが、熊野街道の起点になりますから、ぜひこの道標はチェックしてください。
18:00 栄亭旅館
田丸は伊勢を出て最初の宿泊地になります。栄亭旅館は仕出し屋さんもしているだけあって、料理は抜群に美味しいです。お楽しみあれ。
栄亭旅館
1泊2食付 6300円
電話:0596-58-3021
住所:三重県度会郡玉城町田丸167-15
室内備品(H24現在)
浴衣、丹前、タオル、歯ブラシ、お茶セット、テレビ
※ ドライヤーはなし
※ スタンプはなし
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歩き旅のルート
1日目
伊勢(内宮)→田丸
2日目
田丸→三瀬谷
3日目
三瀬谷→崎
4日目
崎→古里
5日目
古里→尾鷲
6日目
尾鷲→賀田
7日目
賀田→新鹿
8日目
新鹿→熊野市
9日目
熊野市→丸山千枚田
10日目
丸山千枚田→楊枝
11日目
楊枝→熊野本宮大社
12日目
熊野本宮大社→熊野速玉大社
13日目
熊野速玉大社→熊野那智大社
歩き旅の参考になるサイト
○ガイドマップ
熊野古道伊勢路イラストマップ
三重県作成のマップ集。熊野古道伊勢路図絵というのは良くできています。これを見れば、伊勢神宮から熊野速玉大社まで歩くことはできるでしょう。ただし、宿屋や食堂の情報はありません。
○宿泊施設情報
東紀州の宿泊施設
紀北町以南の宿泊施設について紹介されています。細かい宿まで載っているのがGOOD。ただ、地図がないので、住所から調べないといけないのが玉に瑕です。
○先人のブログ
三重県のダイビングと熊野古道など
何度かに分けて、伊勢路を伊勢神宮から熊野本宮大社まで走破しておられます。特に、熊野市から横垣峠、風伝峠、本宮道、万歳峠をへて熊野本宮大社まで行かれた記録はこの記録しかないでしょう。後半戦で非常に参考になります。ただし、御浜町尾呂志で宿泊された舟木屋はなくなりましたので注意が必要です。
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